離れたほうが、うまくいく縁もある
――切る縁と、ほどく縁の違いを数秘で考える――
鑑定の現場で、とても多い悩みがあります。
「この人とは、縁を切ったほうがいいのでしょうか」
「離れたい気持ちはあるけれど、悪い気がして……」
「家族だから、簡単に離れてはいけませんよね」
そう問いかける方の多くは、
もう十分すぎるほど、悩み、考え、耐えてきた方です。
縁を「切る」ことへの怖さ
日本では特に、
「縁を切る」という言葉に
とても強いイメージがあります。
冷たい
無責任
情がない
そう思われるのではないか、と
不安になるのも無理はありません。
けれど、数秘で人と人の関係を見ていくと、
ひとつはっきりしていることがあります。
すべての縁は、同じ距離で続ける必要はない
ということです。
数秘が教えてくれる「役目を終えた縁」
数秘で縁を見るとき、
私が大切にしている視点があります。
それは、
「この縁は、今も成長を生んでいるか」
という問いです。
・一緒にいると自分を責めてしまう
・同じ話題、同じ問題を繰り返している
・役割だけが固定されている
こうした関係は、
すでに 学びを終えた縁 であることが少なくありません。
それは失敗ではありません。
必要な時期に、必要な役割を果たした ということです。
「切る縁」と「ほどく縁」は違う
ここで大切なのは、
すべてを一気に断ち切る必要はない、ということ。
数秘で見ると、
多くの場合に必要なのは
「切る」ではなく 「ほどく」 という選択です。
・会う頻度を減らす
・話題を選ぶ
・期待を手放す
・役割を降りる
このように、
絡まっていた糸を少しずつ緩めていく。
それだけで、
心が驚くほど楽になることがあります。
離れたあとに訪れる、静かな変化
距離を取ることを選んだあと、
多くの方がこう言います。
「最初は罪悪感がありました」
「でも、だんだん呼吸が楽になりました」
縁をほどくことで起きるのは、
派手な変化ではありません。
静かで、
ゆっくりで、
でも確実な変化です。
自分の時間が戻り、
自分の感覚が戻り、
自分の人生に戻っていく。
縁を離れることは、逃げではない
「逃げているだけでは?」
そう自分を責める方もいます。
でも私は、
こうお伝えしています。
逃げることと、離れることは違います。
逃げは、同じ場所に戻ってきます。
離れる選択は、次の人生を開きます。
数秘でタイミングを見ると、
「今は距離を取る時期」
がはっきり出ることも多いのです。
花暢の鑑定で大切にしていること
私は、
「縁を切りなさい」と
簡単には言いません。
でも、
「無理に続けなくてもいい縁がある」
ということは、はっきりお伝えします。
縁は、
数ではなく、
質です。
あなたをすり減らす縁より、
あなたを静かに整えてくれる縁を
大切にしてほしいと思っています。
縁が変わると、人生が変わる
人間関係は、
人生の土台です。
その土台が軽くなると、
仕事も、健康も、心の在り方も
自然と変わっていきます。
数秘は、
その「変わり目」を教えてくれる
静かなサインです。
🌸 次回予告(第2章・第4話)
次回は、
「相手の気持ちを知りすぎると、人は動けなくなる」
――占いが与えるもの、奪ってしまうものについて書きます。