第1話

なぜ、夫婦の相談はこんなにも多いのか

電話占いで一番多いテーマ 浮気・無関心・会話の断絶 「別れたい」ではなく「苦しい」という

― なぜ、夫婦の相談はこんなにも多いのか ―

占いの仕事をしていると、

毎日のように「夫婦の悩み」に触れることになります。

浮気をされた。

会話がなくなった。

優しくしてくれない。

もう気持ちがない気がする。

理由はそれぞれ違うようでいて、

最後にたどり着く言葉は、なぜかとてもよく似ています。

「別れたいわけじゃないんです。

ただ……苦しいんです」

電話口で、そう静かに話される方がとても多いのです。

「離婚したい」よりも多い言葉

世間では、夫婦の問題というと

「離婚する・しない」という話になりがちですが、

実際の鑑定現場では、

最初から別れを望んでいる方は、そう多くありません。

・できることなら、うまくやりたい

・昔のように戻れたらいい

・自分の我慢が足りないだけかもしれない

そんなふうに、

まだ“希望”を手放していない状態で相談される方がほとんどです。

けれど、声の奥にあるのは

「もう限界かもしれない」という、かすかな疲れ。

その疲れは、長い時間をかけて積み重なったものです。

我慢は、ある日突然あふれ出る

夫婦の悩みは、

ある日突然起きた出来事だけが原因ではありません。

小さな違和感

見過ごしてきた言葉

飲み込んできた感情

それらが少しずつ積もり、

ある出来事をきっかけに、

一気にあふれ出てしまうのです。

占いでは、その「積もってきた時間」が

数字や流れとして、はっきり現れます。

そして多くの場合、

悩んでいる側は、とても真面目で、責任感が強く、

「家庭を守ろう」としてきた人です。

夫婦の問題は、誰か一人のせいではない

私は占い師ですが、

夫婦の問題を

「どちらが悪いか」という視点では見ません。

人はそれぞれ、

持って生まれた性質も、人生の流れも違います。

噛み合わなくなったのは、

どちらかが悪いからではなく、

役割や学びの段階が変わっただけの場合も多いのです。

ただ、その変化に気づかないまま無理を続けると、

心が先に壊れてしまいます。

このシリーズで伝えたいこと

この「占いの現場から」というシリーズでは、

実際の鑑定で感じてきたこと、

そして占い師として、ひとりの人間として学んだことを

静かに書いていこうと思います。

答えを押しつけるつもりはありません。

「こうしなさい」と言う記事でもありません。

ただ、

同じように悩んでいる方が

「自分だけじゃない」と感じられる場所でありたい。

そして、

自分の人生を取り戻す“きっかけ”になれたら。

そんな思いで、このシリーズを始めます。

次回予告

次回は、

「我慢しているのは、いつも“いい人”」

というテーマでお話しします。