第2話

我慢しているのは、いつも“いい人”

真面目・責任感・家族思い 「私さえ我慢すれば」という思考 数秘で見える“抱え込みやすい人

― 我慢しているのは、いつも「いい人」 ―

夫婦の相談を受けていると、

ある共通点に気づきます。

悩んでいるのは、

声を荒らげる人でも、わがままな人でもありません。

むしろその逆で、

とても“いい人”であることが多いのです。

「私が我慢すれば…」という言葉

相談の中で、よく聞く言葉があります。

「私が我慢すれば、丸く収まると思って」

「相手も大変だから」

「私さえ気にしなければいい話なんです」

そう言いながら、

声には張りがなく、どこか遠慮がち。

本当は、たくさん傷ついているのに、

それを自分で否定してしまっている状態です。

我慢強さは、美徳でもあり、危うさでもある

我慢強いことは、決して悪いことではありません。

家庭を守り、子どもを育て、

日々を回してきた力でもあります。

けれどその我慢が、

「自分の気持ちを感じないこと」

に変わってしまうと、危うくなります。

怒りも、悲しみも、寂しさも、

全部ふたをしてしまうと、

ある日、何も感じなくなってしまうからです。

占いに現れる「抱え込みやすい人」

数秘で見ていくと、

我慢を重ねてきた方には、ある特徴が出ます。

・責任感が強い

・役割を最後まで果たそうとする

・周囲の期待に応え続けてきた

その分、

「自分がどうしたいか」を

後回しにする癖がついていることも少なくありません。

本人は気づいていなくても、

心はずっと、無理をしてきています。

「まだ大丈夫」が、一番危ない

占いの現場で、私が一番気になる言葉があります。

「まだ大丈夫なんです」

この言葉が出るとき、

心はもう、かなり疲れています。

本当に大丈夫な人は、

「大丈夫かどうか」すら考えません。

“まだ大丈夫”と言い聞かせているのは、

限界が近づいているサインなのです。

我慢の先にあるもの

我慢を続けた先には、

二つの道があります。

ひとつは、心が壊れてしまう道。

もうひとつは、

「このままではいけない」と気づく道。

占いは、未来を決めるものではありません。

けれど、

気づくタイミングを教えてくれる道しるべにはなります。

次回予告

次回は、

「夫は変わらない。でも、妻は変わってしまう」

という現実について、書いていきます。