このシリーズでは、

占いの現場で向き合ってきた「夫婦の悩み」について書いてきました。

浮気、無関心、会話の断絶。

理由は違っても、

多くの方が口にされるのは、

「別れたいわけじゃないんです。

ただ、苦しいんです」

という言葉でした。

我慢してきた人ほど、限界に気づきにくい

相談に来られる方の多くは、

とても真面目で、責任感が強く、

「家庭を守ろう」としてきた人たちです。

我慢は美徳でもあります。

けれど、

自分の気持ちを感じないまま続けた我慢は、

ある日、心を動かなくしてしまいます。

怒りがなくなり、

期待もしなくなり、

「何も感じない」状態になる。

それは冷たさではなく、

心が十分に頑張ってきた証です。

離れられない本当の理由

多くの方が、

「離れたほうがいいのは分かっている」と言います。

それでも踏み出せないのは、

相手が怖いからではありません。

・この先の生活

・経済的な不安

・世間体

・年齢

・ひとりになることへの恐れ

そして何より、

「自分の人生を選び直すこと」への不安です。

占い師である私自身も、同じ場所に立っていました

このシリーズは、

相談者の方だけの話ではありません。

占い師である私自身も、

同じように悩み、迷い、

「終わりのサイクル」に立たされていました。

終わりは、失敗ではありません。

学びを終えた、という合図です。

決断した瞬間に感じたのは、

安心でも解放感でもなく、

「もう、自分を裏切らなくていい」

という静かな感覚でした。

夫婦の形は、ひとつじゃない

続ける選択もあります。

距離を取る選択もあります。

離れる選択もあります。

どれが正しいかではなく、

自分の気持ちを無視していないか

それが一番大切です。

占いは、未来を決めるものではありません。

けれど、

自分の人生に戻るための

「許可」を与えてくれることはあります。

このシリーズが、

誰かにとっての

小さな気づきのきっかけになれば、

それ以上のことはありません。

シリーズ一覧

第1話:なぜ、夫婦の相談はこんなにも多いのか 第2話:我慢しているのは、いつも「いい人」 第3話:夫は変わらない。でも、妻は変わってしまう 第4話:それでも、離れられない理由 第5話:占い師である私自身も、同じ道を歩いていた 第6話:夫婦の形は、ひとつじゃない