― 親をやめられない人たち ―
夫婦の相談と同じくらい、
いえ、それ以上に多いのが
親子に関する悩みです。
子どもはもう大人なのに、
心配が止まらない。
距離を取りたいのに、罪悪感がある。
何かあるたびに、親として責任を感じてしまう。
そんな相談を、私は何年も受けてきました。
子どもが大人になっても、苦しさが終わらない理由
親子の悩みは、
子どもが小さい頃だけのものではありません。
むしろ多いのは、
子どもが成人し、就職し、家庭を持つ年齢になってから
ふと浮かび上がってくる苦しさです。
・もう口出しする年齢ではないと分かっている
・でも、放っておくこともできない
・親として、どこまで関わっていいのか分からない
この「分からなさ」が、
親の心をずっと縛り続けます。
親をやめられない人ほど、真面目で優しい
占いの現場で見てきた限り、
親子のことで悩み続けている方には
はっきりとした共通点があります。
それは、
とても真面目で、責任感が強く、優しいということ。
・自分が親だから
・私がしっかりしなければ
・あの子が困らないように
そうやって、
何十年も「親の役割」を生きてきた人たちです。
「心配すること」と「背負うこと」は違う
親である以上、
子どもを心配する気持ちは、自然なものです。
けれど、占いを通して見えてくるのは、
心配を超えて
子どもの人生まで背負ってしまっている状態です。
・子どもの失敗=自分の責任
・子どもの不幸=自分のせい
そう感じてしまうと、
親の人生は、ずっと緊張したままになります。
数秘に現れる「親の役割を終える時期」
数秘や人生の流れを見ると、
ある時期から、はっきりとした変化が現れます。
それは、
「与える側」から
「見守る側」へと移るタイミングです。
この切り替えがうまくいかないと、
親も子も、苦しくなってしまいます。
けれど多くの方が、
この切り替え方を誰にも教わっていません。
親である前に、ひとりの人間
占いの現場で、
私が何度もお伝えしてきたことがあります。
それは、
親である前に、あなたは一人の人間だということ。
子どもの人生を尊重することと、
自分の人生を生きることは、
決して矛盾しません。
むしろ、
親が自分の人生を生き始めたとき、
子どももまた、
自分の人生を歩きやすくなるのです。
次回予告
次回は、
「子どもを心配しすぎてしまう親の心理」
について、もう少し深く書いていきます。