― 親が距離を取るときに感じる罪悪感 ―

「もう口出ししないほうがいい」

「見守るしかない」

頭では分かっているのに、

いざ距離を取ろうとすると、

強い罪悪感に襲われる。

親子の相談で、

この気持ちを訴える方はとても多いのです。

距離を取ること=冷たいこと?

距離を取る、と聞くと、

多くの方がこんなふうに感じます。

・見放している気がする

・親失格なのではないか

・愛情が足りないのではないか

けれど、

距離を取ることと、愛情がないことは、

まったく別です。

罪悪感の正体は「役割を手放す怖さ」

占いの現場で見えてくるのは、

罪悪感の正体が、

子どもへの愛情そのものではない

ということです。

それは、

長い間背負ってきた

「親としての役割」を手放す怖さ。

何十年も、

心配し、支え、守ってきた役割を、

急にやめることはできません。

罪悪感は、

役割を終えるときに生まれる自然な感情です。

「やってあげないと不安」が生むもの

親が不安を感じると、

つい、何かしてあげたくなります。

・口を出す

・助言する

・先回りする

けれどそれが続くと、

子どもは「自分で考える力」を

育てる機会を失ってしまいます。

そして親自身も、

ずっと緊張したまま、

子どもの人生に張りついてしまうのです。

数秘に現れる「自立のサイクル」

数秘や流れを見ると、

親子関係には、

必ず「自立のサイクル」があります。

親が守る時期。

親子が並走する時期。

そして、

親が一歩下がる時期。

このサイクルを越えるとき、

罪悪感が生まれるのは自然なことです。

それは、

親子の関係が次の段階へ進むサインでもあります。

距離を取ることは、信じること

占いの現場で、

私が何度もお伝えしてきた言葉があります。

「距離を取ることは、突き放すことではなく、信じること」

子どもには、

自分で選び、転び、立ち上がる力があります。

親ができるのは、

その力を信じること。

そして同時に、

自分の人生に戻ることです。

次回予告

次回は、

「親が自分の人生を生き始めると、子どもに起こる変化」

について書いていきます。