コラム

占い師として、私がいちばん大切にしている「境界線」という考え方

占い師という仕事をしていると、

ときどき、こんな期待を向けられることがあります。

・全部わかってほしい

・何でも受け止めてほしい

・決断の代わりをしてほしい

けれど私は、

そういう鑑定はしたくないと思っています。

占いは「背負う」ものではない

占い師は、

誰かの人生を代わりに生きる存在ではありません。

ましてや、

相手の不安や怒り、人生の責任まで

引き受ける立場でもありません。

占いの役割は、

・整理すること

・意味づけをすること

・選択肢を見せること

そこまでだと、私は考えています。

境界線があるから、占いは生きる

私が数秘を使う理由のひとつは、

「距離感を保てる占い」だからです。

霊感や感覚に頼りすぎる占いは、

ときに境界線を曖昧にし、

依存を生みやすくなります。

数秘は違います。

数字は、

感情を煽らず

人を縛らず

静かに「今の位置」を教えてくれる。

だからこそ私は、

・決めつけない

・煽らない

・人生を奪わない

この3つを大切にしています。

「助ける」と「背負う」は違う

これは、

家族関係でも、鑑定でも、同じです。

助けることは、

相手が自分の足で立つための支援。

背負うことは、

相手の人生を代行すること。

私はもう、

誰かの人生を背負う役割からは降りました。

それは冷たさではなく、

誠実さだと思っています。

占いは「自分の人生に戻るための道具」

鑑定のあと、

少し肩の力が抜けて

「自分で考えてみます」

と言ってもらえたとき。

その瞬間が、

私にとっていちばん嬉しい時間です。

占いは、

依存の入り口ではなく、

自分の人生に戻るための道具。

そう信じて、

私は今日も鑑定をしています。

🌸 次回予告

次回はいよいよ第3話。

「子供たちは、私の人生の答えだった」

――依存ではなく、

存在そのものが支えだったという気づきについて書きます。