第5話
占い師である私自身も、同じ道を歩いていた
相談者と自分が重なった瞬間 数秘で見た「終わりのサイクル」 決断=失敗ではないという気づき
― 占い師である私自身も、同じ道を歩いていた ―
ここまで、
占いの現場で見てきた「夫婦のかたち」を書いてきました。
けれど実は、
相談者の方のお話を聞きながら、
私は何度も、自分自身の人生と重ねていました。
占い師だから、
冷静でいられたわけではありません。
むしろその逆で、
分かりすぎるほど分かってしまった
そんな瞬間が、何度もありました。
「相談者の言葉」が、胸に刺さったとき
ある時、相談者の方が、ぽつりと言いました。
「もう、何をされても怒れないんです」
「期待しなくなった自分が、一番怖いです」
その言葉を聞いたとき、
私は一瞬、言葉を失いました。
それは、
過去の自分が、心の奥でつぶやいていた言葉
そのものだったからです。
占い師でも、同じところで立ち止まる
占い師という仕事をしていても、
人生の選択に迷わないわけではありません。
数字を読めても、
流れが見えても、
決断には、勇気がいります。
・本当に、ここで終わらせていいのか
・私の我慢が足りないだけではないのか
・もっと頑張れるのではないか
そんな問いを、
何度も自分に投げかけてきました。
数秘が教えてくれた「終わりのサイクル」
数秘で人生の流れを見たとき、
はっきりと示されていたものがありました。
それは、
「耐える時期は、すでに終わっている」
というサインです。
終わりは、失敗ではありません。
学びを終えた、という合図です。
けれど、頭で分かっていても、
心が追いつくまでには、時間がかかりました。
決断した瞬間、見えた景色
決断した瞬間、
すぐに楽になったわけではありません。
不安もありました。
怖さもありました。
それでも、
ひとつだけ確かな感覚がありました。
「もう、自分を裏切らなくていい」
その感覚は、
今でも、私の中に残っています。
同じ場所に立っている人へ
このシリーズを読んでくださっている方の中には、
今、同じ場所に立っている方もいると思います。
答えは、人それぞれ違います。
続ける選択も、
離れる選択も、
どちらも間違いではありません。
ただひとつ言えるのは、
自分の気持ちを、なかったことにしないでほしい
ということです。
占いは、
未来を決めるものではありません。
でも、
自分の人生を取り戻す「許可」を
与えてくれることはあります。
次回予告
次回はいよいよ、このシリーズのまとめとして
「夫婦の形は、ひとつじゃない」
というお話を書こうと思います。