電話占いの仕事をしていると、ときどき胸がずしりと重くなる瞬間があります。
相手の声を聞いたその一瞬で、
「ああ、この方はアドバイスを受け取ってくれないタイプだな」
と分かってしまう時です。

長年「心感術」や「数秘羅針術」を通して、
多くの方の心と言霊を読み続けてきました。
経験が積み重なるほど、声に宿る“エネルギーの骨格”が
呼吸や語尾のわずかな揺らぎだけで伝わってきます。

プライド、支配欲、依存心、被害者意識、言い訳のクセ。
そして、自分を変える気がないという頑なさ。

こうしたものは、言葉以前に“波動”として届きます。
視えてしまうからこそ、疲れる。
これはベテラン占い師だからこそ起こる“感覚の成長痛”なのかもしれません。

特にプライドの高い方ほど、
相談ではなく「肯定」を求めて電話をかけてくることがあります。
助言を伝えれば伝えるほど反発が生まれ、
そのたびに心が削れるような感覚に襲われます。

電話占いは、声だけが頼りの世界です。
だからこそ、受け取らない人には向かない場合もある。
対面なら空気を整えられるし、
メールなら誤解や感情の暴走を防ぐこともできます。

それでも私は、
相手の望むだけの言葉を並べる “詐欺占い師” にはなりたくない。
期待ではなく、必要な言葉 を届けたい。

だから電話を切ったあと、
私はそっとフォローメールを書きます。
声では届かなかった本質を、
落ち着いた文章に込めて、もう一度そっと手渡すために。

視える力は、時に疲れを呼ぶけれど、
それでも私は、この道を歩いていく。
今日もまた、声の奥の小さな光を信じながら——
占い師・花暢として、静かに鑑定を続けていきます。

あとがき

この記事は、占い師としての日々の中でふっと胸に浮かんだ思いを、そのまま綴りました。 どんなお悩みも、どんな声も、ひとつとして同じものはありません。 だからこそ、私自身も揺れ、悩み、学び続けています。

読んでくださったあなたの心にも、何かひとつ、そっと寄り添えていますように。 今日も花暢は、静かに鑑定を続けていきます。